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2025年6月9日
プラスチックの再利用 – 汎用樹脂のリサイクル
プラスチックの再利用 – 汎用樹脂のリサイクル
近年、世界中で環境問題への関心が高まり、企業や個人レベルで持続可能な取り組みが求められています。
その中でも、プラスチックのリサイクルは非常に重要なテーマの一つです。
弊社が買取をしている汎用樹脂は、私たちの生活に欠かせない素材であり、リサイクルによって廃棄物削減や資源の有効活用が可能になります。
今回は、汎用樹脂のリサイクルの重要性や最新の取り組みについて紹介いたします。
汎用樹脂とは
汎用樹脂とは、広く使用されるプラスチック素材のことを指します。代表的なものとして以下のような種類があります。
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ポリエチレン(PE):包装フィルム、ボトル、コンテナなどに使用
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ポリプロピレン(PP):食品容器、自動車部品、家庭用品に多用
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ポリスチレン(PS):発泡スチロール、カップ容器、電子機器部品
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塩化ビニル(PVC):パイプ、床材、医療器具などに使用
上記は軽くて丈夫であり、加工がしやすいことから様々な製品に利用されています。
しかし、適切にリサイクルされない場合、大量の廃棄物として環境負荷を引き起こしてしまいます。
汎用樹脂のリサイクルの重要性
1. 環境負荷の軽減
プラスチック廃棄物の削減は、海洋汚染や埋立地の問題を解決するために不可欠です。
リサイクルを進めることで廃棄物を削減し、持続可能な社会の実現に貢献できます。
2. 資源の有効活用
プラスチックの原料は石油から作られていますが、リサイクルによって新たな石油資源の消費を抑えることができます。
限りある資源を守るためにも、汎用樹脂の再利用は重要です。
3. 経済的メリット
再生プラスチックの活用は、企業のコスト削減にもつながります。
特に製造業において、リサイクル素材を利用することで、新規素材の購入コストを抑え、環境負荷の少ないビジネスモデルを構築できます。
また、技術の進化により、汎用樹脂のリサイクル方法も多様化しています。
- メカニカルリサイクル
回収されたプラスチックを粉砕・洗浄・再加工し、新たな樹脂として再利用する方法です。
一般的なプラスチックリサイクル技術であり、品質管理が重要になります。
- ケミカルリサイクル
化学的処理によってプラスチックを分解し、原料レベルに戻して再利用する方法です。
この技術は、従来リサイクルが困難だった樹脂にも対応できるため、今後の発展が期待されています。
- サーマルリサイクル
廃棄プラスチックを燃焼させ、熱エネルギーとして活用する方法です。環境負荷を抑えながら、効率的に資源を活用できます。
- マテリアルリサイクル
使用済みのプラスチックや金属などの 材料(マテリアル)をそのまま再利用するリサイクル方法です。
現状、日本のプラスチックリサイクル率は85%です。一見するとかなり高い水準に思えますが、その内訳はサーマルリサイクルが62%であり、マテリアルリサイクルとケミカルリサイクルは合わせても25%に過ぎません。
弊社では、より環境への負荷が少ないマテリアルリサイクルに注力しております。
持続可能な社会の実現を目指し、弊社は今後も日本のマテリアルリサイクル率を向上させるために情報発信と行動を続けていきます。
弊社はプラスチック廃材の買取・再生プラスチック品の販売を行っております。
プラスチック廃材は、産業廃棄物として処理するよりもリサイクル可能な素材として活用することが可能です。
また、再生プラスチック品の販売は、環境に配慮した製品を作る企業様向けに行っております。
もし汎用樹脂の処理や活用にお困りの場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
汎用樹脂以外にも幅広い種類のプラスチックも買取・回収を行っておりますので、
下記よりお気軽にお問い合わせください。
皆様からのご連絡を心よりお待ちしております!
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