ここから本文です。
2025年3月4日
【コラム】真空成型について
真空成型は主にプラスチック部品やパッケージの製造に使用される加工技術です。
この方法は、熱成型の一種で、プラスチックフィルムを加熱して柔軟にし、真空の力を使ってそのフィルムを金型に密着させ、特定の形状に成型するプロセスです。
真空成型の基本的な流れ
1. 加熱
プラスチックフィルムを加熱し、柔軟な状態にします。
2. 成型
加熱されたフィルムを金型に配置し、真空ポンプでフィルムと金型の間の空気を抜いて、フィルムを金型に密着させます。
3. 冷却
成型されたプラスチックが冷却され、固化します。
4. 脱型
冷却後、金型から成型品を取り出し、成型が完了します。
真空成型の特徴
- 低コストで大量生産可能:真空成型は、注射成型よりも金型のコストが低いため、小ロットから中ロットの生産に適しています。
- 広い適用範囲:薄壁のプラスチック部品(パッケージ容器、車の内装部品、家電の外装など)を製造するのに適しています。
- 簡単な金型:真空成型の金型は比較的シンプルで、製作コストが低いです。
- 精度が高い:精度は注射成型には劣りますが、特に精密さを要求しない場合には非常に経済的で実用的です。
真空成型の応用分野
- パッケージング業界:食品パッケージや電子機器のパッケージなど。
- 自動車業界:内装部品、ダッシュボード、天井のカバーなど。
- 家電業界:テレビの外装、電気製品の外ケースなど。
- 医療機器:薬品のパッケージや医療機器の外装など。
EBCの取り組み
EBC株式会社は、真空成型のロスの部分を積極的に買取しております。
処分方法でお悩みの方は是非一度ご連絡ください。
EBC株式会社
本社:東京都中央区新川1-7-3ウィンド新川ビル4F
工場:茨城県つくばみらい市台1800-1
TEL:03-6264-9267